けいこの雑記帳

花や鳥 そして人との出会いに 心ときめきたい 

プンキタンガ~モンラ~キャンズマ(2011.11.12)

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タウツェ6542m

プンキンタンガでゆっくり休んだ私は、予定になかったコースを歩くことになりました。





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私は宿で働いている娘が気になりました。
写真を撮りたいというと、こんなポーズをしてくれました。
彼女のお気に入りのポーズでしょうか。
この日に、彼女と2度、3度、会うとは・・・


エベレスト街道のロッジには、トイレのある部屋とない部屋とがあります。
昨夜に限って、外のトイレを使いました。
それはもう寒くて寒くて、起きるのが何て辛いことでしょう。
手洗い用の入れ物に汲んだ水も、すっかり凍ってしまいました。
そんな夜は星がとってもきれいです。

何度かトイレに起きても、直ぐにぐっすり眠れ、
目覚めたときは、殆ど元の体調に戻ってきました。


タンボテェまで行けなかったいちじんさんのことを考えました。
このまま帰ってしまうのは、さぞ残念でしょう。
私は昨日、ガイドさんが話していたことを思い出しました。
途中にあったSanasa(サナサ)からゴーキョへの道をゆくと、
標高4000mを越えるところまで行けるというのです。
地図を見ると、それほど遠いところではありません。

そこで、こんな提案をしました。

今いるプンキンタンガからサナサへ戻り、
いちじんさんは、4000mのところまでを往復する。
プンキンタンガからサナサまでは登りなので、私はその登りが心配。
なので4000mのところまでは行かず、
サナサの少し先にあるキャンズマへひと足先に行って、ゆっくりする。
戻ってきたいちじんさんと合流して、キャンズマに宿泊。


ガイドさんもいちじんさんもこの案で了解です。




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今日もまた良い天気です。

プンキンダンカに泊まったのは私たちだけ。
まだ誰もこのあたりを歩く人はいません。




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村の人たちが行き交うだけです。




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私たちが歩く後ろから、今朝別れたばかりの娘がやってきました。
宿主も一緒です。
彼は何も持っていません。
彼に近づくと、アルコールの匂いがプンプン。
「良いに匂いがしますね」と言うと、はにかんだ笑顔をして私から遠ざかりました。
強面な人というイメージが消えた瞬間です。

二人はナムチェバザールまで買い出しに行くとのことでした。



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もう見ることができない風景を振り返ってみました。
昨日と同じように山々はデンと構えています。

歩いているのは地元の人だけ。
後ろからトレッカーがやってくることもなく、
ゆっくり自分のペースで登ることができました。




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ひと気のない山を歩くのが、とても楽しいです。
昨日、ナムチェバザールからの歩きは、人・人・人。
そして、ヤク・ヤク・ヤク。
やっぱり、私は静かな山が好きです。

エベレスト街道で、こんな静けさのある山歩きができたのも、昨日ギブアップしたお陰?
考え方を変えれば心が軽くなります。

ゆっくりゆっくり登りました。
そうすれば、しめたもの。
私も4000mの辺りまで行く元気が出てきました。




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Sanasa(サナサ)からゴーキョへ続く道に折れました。
しばらくして、鉄の柵が付いた岩を登っていきます。





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振り返えると、サナサあたりのロッジが見えます。
だいぶ登ってきました。



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直ぐ先にモンラの街が見えます。
しかし、そこまで行くのが何て大変なこと。
私を追い越して行く人の姿が、どんどん小さくなります。
それでも、私は私のペースでゆっくりゆっくり歩きました。

ここからだと、エベレストは見えません。
それでも、何て楽しい道。
空気は少し薄いような気がします。
それでも、何て楽しい道。




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ガイドさんと、いちじんさん。






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Tawetse(タウチェ)6542mが近付いてくる感じです。





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Ama Dablam(アマダブラ)6812m





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Ama Dablam(アマダブラ)6812m




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Tawetse(タウチェ)に雲がかかってきました。
着きそうで着けないモンラのロッジが見えます。




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モンラに到着





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ロッジによって同じメニューでも、味はさまざま。
ここのは、とてもおいしかったです。


たくさん食べたら、元気がでてきました。
例の4000mあたりへ、私も一緒に行くことにしました。


雲行きが怪しくならないうちに。。。




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ここが4000mを越えたところだそうです。
数ヵ月前、私たちのガイドさんが案内した人が高度計で4000mを越えたことを確認。
そしてこの小さなケルンを立てたそうです。

モンラのロッジからストーブの煙が上がっています。
雲はだいぶ下まで立ち込めてきました。




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モンラからの帰り道。
パラパラと雪が舞ってきました。
ヤクが登ってきます。
エベレスト街道のナムチェバザールから下の方はゾッキが働いていました。
標高が高くなると、ヤクが活躍します。
長い毛並みが寒さから身を守っているのでしょう。




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キャンズマの宿に着くと、雪が本格的に降ってきました。
庭にはネパールの国鳥、ダフェが餌を啄ばんでいます。


お茶の飲みにダイニングルームへ行きました。
そこはアマダブラの山が見えます。

しばらくすると、ナムチェバザール方から来る人に気づきました。
雪の中を寒そうに歩いています。
見慣れたバスタオル。
あのときの娘が羽織っていたものです。
しかし、今は男性が頭から被っています。
そかも、何も荷物を持たないで。

あの娘は・・・

男性の後ろから歩いてきました。
大きな籠にひもを付け、それを頭から下げて運んでいます。

私はいてもたってもいられず、これから食べようとした羊羹を持って駆けてゆきました。
娘は私を見て、二コリとしました。
この娘(こ)とは言葉が通じません。

羊羹の包み紙を急いで取り、直ぐに食べらるようにして見せました。
娘は頭にあった手の片方を差し出します。
私は両手で娘の手を包み込むようにして、羊羹を渡しました。
娘の手は氷のように違いないと思ったのです。

ところが、なんと暖かい手。
私はその温もりにホッとしました。



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コメント

こんばんは
4000mに達することができて良かったですね。
アマダブラムの人を寄せ付けない崇高な姿を楽しませていただきました。
娘さんとの、ふれあい・・・
素敵な話でした。
オコジョ|2012年12月14日
Re: こんばんは
アマダブラムはどこから見ても、すぐに分かる山で親しみが沸きました。

宿主の娘と姪。
歴然とした生活の差に、初めて会ったとき心を痛めました。
しかし彼女の笑顔を見ていると、それは私の価値観から生まれたものと気づきました。


けいこ|2012年12月15日
素晴らしいです
けいこさん、本当にご無沙汰ばかりですみません。
エベレスト街道の旅、素晴らしい旅ですね。
4000mの高地を歩くと言うことがどんな感じなのか想像の世界ですが、
そこをけい子さんといちじんさんが歩かれたということで、ぐっと親近感が湧きました。
宿の娘さんとの触れ合い。けいこさんの気持ちが判るような気がします。
やはり、旅人は、通り過ぎるだけの人なのでしょうか?
旅人の心には、美しい景色と共に、かけがえのない思い出が残ります。それが、旅なのかも…
そんなことを考えさせられました。素敵な景色とお話をありがとうございました。
sizuku|2012年12月29日
sizukuさん、こんばんは。
どんな新年をお迎えでしょうか。
念願のエベレスト街道を歩いた日々がだんだん遠ざかってゆきます。
それでも、こうしてblogを読み返すと鮮やかによみがえってくるものですね。
今年はどんな出会いがあるか、どんな風景に出会えるか。
その日その日を楽しみましょうね。


けいこ|2013年01月01日
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